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家族が遷延性意識障害に④

午前中にはICUでの治療が始まりました。

 

私たちは待合室で待ち、私は奥さんや親戚に連絡を取りました。

 

奥さんは仕事中でしたが泣いてくれました。良い嫁です笑

 

お昼ご飯を食べ、待っていたところに

「説明をしますので来てください」

と連絡をいただき、別室で先生の話を聞きました。

 

父は心筋梗塞でした。

心筋梗塞は冠動脈(心臓にある3つの大きな血管)が閉塞されて起きる疾患です。

 

狭心症心筋梗塞は虚血性心疾患と呼ばれます。

 

虚血によって心臓の機能が失われるということです。

 

もともと冠動脈の先端が石灰化しており、狭くなった冠動脈に大きな血栓が詰まったことで致死性の不整脈となり心停止に至ったとのことでした。

 

PCI(経皮的冠動脈形成術)治療でできるところまでは詰まった血管をどうにか解消できたが、これ以上の手術はリスクは大きくできない。とりあえず今は心臓が動いているのでこれ以上の手術は予定していません。

これから低体温療法を実施していきます。

 

とのことでした。

低体温療法は、体をある一定の目標温度に維持(詳細は診療報酬の通知に記載)することで脳を守る療法です。

 

心肺が止まっていた時間は、脳に血管が行きません。

酸素も脳にまわらないということです。

酸素がなければ脳はどんどんダメージを受けます。

 

脳のMRI(CTだったかな?)を撮りますということで、その日は終わりました。

 

ICUで面会ができる時間は決まっていました。

 

私たち家族はすべての時間帯で父に声掛けを行いました。

 

父の友人なども誰から聞いたのかすぐに駆けつけてくれました。

 

親戚や友人ってありがたいですね。

 

⑤へつづく